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顔と口のなかはどうなっている?
 おしゃべりする時には、相手の顔や口元を見たりします。また、喜んだり悲しんだりした時には顔の表情が変化します。もちろん、同時に口元にも変化が表れます。
 表情は外から見える形ですが、その中はどうなっているのでしょう。ご存知のように、身体の中はエックス線(レントゲン)を使って見ることができますが、機械の進歩により、その内部を3次元的、立体的に見ることができるようになりました。そのために用いられるのが、CT(コンピュータ断層撮影装置)です。
 CTでは、身体を輪切りにしたような画像を得ることができ、それを組み合わせれば身体の内部を立体的に見ることができます。リンゴを輪切りにして、その芯の部分だけを取り出して、また重ね合わせればリンゴの芯だけを見ることができるのと同じです。
 それでは、実際に顔や口のCT画像と3次元表示画像を見てみましょう。
作成:吉浦一紀 九州大学大学院 歯学研究院
      岡村和俊 九州大学大学院 歯学研究院

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