日本が世界に誇る金鉱床 −菱刈鉱床− (1)

 菱刈金鉱床は鹿児島県北部にある世界有数の超高品位金鉱床です。


 この鉱床の鉱石は1トンあたり約50グラムの金を含みます。鉱床全体で260トンの金を埋蔵し、そのうち約100トンの金をすでに産出しています。

 これは佐渡金山よりも大きく日本の歴史上最大の産出量です。


 菱刈金鉱床は約百万年前の熱水活動により形成されました。金は基盤岩と火山岩中の石英脈に含まれています。

 菱刈金鉱床では、年間約8トンの金が採掘されています。


パネル作成者:江藤次郎(地球資源システム工学部門応用地質学研究室) 


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