アスピリンは柳の木から見つかりました。

ミカンの皮は陳皮と言い胃薬や漢方薬に配合されます。

ヤマノイモの仲間からはホルモン剤が作られます。


ナンテンの葉の成分をモデルとして花粉症の薬(抗アレルギー薬)が作られました。

ニチニチソウからビンクリスチンと言う抗癌剤がとられます。


最近世界を揺るがしている薬草
 
70%の漢方薬に使われるカンゾウ(甘草)は主に中国の乾燥地帯にはえています。この薬草は地域の人達にとっては大きな収入源となっています。そこで家族総出でカンゾウとマオウ(麻黄)を取り現金収入を得ています。この量が大変大きく、カンゾウやマオウを取った穴が無数に増え、砂漠化が急激に進んでいきました。
最近中国では度々砂あらしが起こっています。この原因が重要な薬草であるカンゾウに関係があることが判り、現在はカンゾウの採取と輸出が厳しく規制されるに至りました。


ケシから世界最高の痛み止め、モルヒネや風邪の時の咳止め、コデインが生産されます。正規のアヘン生産はインドで年間約千トンです。

ところがアフガニスタンのタリバンがケシを密栽培し、1999年の推定アヘン生産量が1670トンにのぼり(読売新聞平成13年12月11日記事より)、インドの生産量をはるかに上回っています。

このアヘンは外国へ密売されタリバンの資金源になっていたとのことです。アヘンそのものやモルヒネを抽出してヘロインを合成し、密売されて多くの人々を麻薬中毒で苦しめたことでしょう。



パネル作成者: 正山 征洋(薬学研究院創薬科学部門)