九州大学では,これまでに蓄積された研究成果や学術標本,また,社会に果たして参りました役割をあらためて見直し,市民の方々にも広く伝えていくことが,これからの開かれた大学としての九州大学に課せられた重要な課題の一つと考えております。これらの課題に取り組むために,九州大学では平成12年に総合研究博物館を設立し,その活動の一環として公開展示を行って参りました。

 今回の展示では,石炭・金・地熱という九州における代表的な地下資源につきまして,九州大学工学研究院地球資源システム工学部門が行って参りました調査研究,社会に対する貢献等を紹介することに致しました。

 現代の私たちの生活は,石炭や地熱のようなエネルギー資源や,金や銀のような鉱物資源など,地下資源が様々に形を変えたものに支えられていますが,日常の生活では地下資源そのものを目にすることは少なく,その恩恵も無意識のうちに享受されているように思われます。私たちが住んでいる九州は,石炭,金,地熱といった地下資源の宝庫となっており,これらの研究,開発,利用に九州大学は大きな役割を果たして参りました。

 本展示を通じまして,九州大学が行っております研究や社会に対しての貢献の一端を理解していただくとともに,資源問題につきましても改めて見つめ直す機会にして頂けましたら幸いです。

平成13年12月18日
九州大学総長 梶 山 千 里



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