サツマイモは、甘藷(カンショ)、からいもなどの名で呼ばれています。
サツマイモの生産は安定しており、天候が悪く多くの農作物が凶作になるような年でも高い収穫が得られ、飢饉から人々を救ってきた歴史があります。


わが国のサツマイモの栽培面積が第二大戦後に大幅に増加しています。これは、戦争で荒廃した土地でも確実に収穫が得られる作物としてサツマイモを広く栽培し、国民の食料不足を救おうとしたことを物語っています。

その後、栽培面積は減少していますが、最近では健康食品として見直されています。



アジアの多くの国々では、サツマイモは広く栽培されており、重要な食料です。

中国の栽培面積は、実にわが国の140倍です。



パネル作成者: 窪田 文武(農学研究院植物資源科学部門)