石炭はどうやってできる?

今から数千万年〜数億年前,海や湖に近く,じめじめした地域には,巨大なシダ植物がしげっていました。

シダはやがて倒れますが,水があるとくさることなく埋もれていき,その上にさらに砂や土が積もっていきます。

地面は何度も変動をくり返し,倒れたシダ植物は地中に閉じこめられます。

さらに,圧力とマグマの熱によって,植物は押し固められて徐々に石炭になっていきます。

このように長い時間をかけて植物は石炭の層になります。石炭が燃えることを発見した人間は,これを色々なことに使うようになりました。

石炭の分類


植物がどれくらい石炭になっているか(炭化度)によって,石炭は大きく5つに分類することができます。


発電やコークス製造に適しているのはれき青炭で,日本でもほとんどれき青炭が使われています。

パネル作成者:一ノ瀬政友(地球資源システム工学部門資源開発工学研究室)、島田英樹(地球資源システム工学部門岩盤・開発機械システム工学研究室)、富田新二(JCOAL)


【戻る】 【目次へ】 【進む】