日本の地熱発電所 −着実に増加する発電量−

 日本最初の実用地熱発電所は、1966年に運転を開始した岩手県の松川地熱発電所です。この発電所は自家用ですが、翌1967年には、日本最初の事業用地熱発電所である九州電力大岳地熱発電所が運転を開始します。その後、2回のオイルショックで石油に頼らない国内のエネルギー資源が重要視され、地熱発電所の建設も進み発電量も増えて行きました。

 現在、日本には18カ所の事業用・自家用の地熱発電所があり、建設中のものが1カ所あります。合計出力は50万kWを超えました。まだ原子力発電所の半基分ですが、今後の発展が期待されています。


参考:渕野 裕(2000)わが国の地熱の開発及び利用(地熱発電編):1955-1999、地熱37巻3号、295-304,日本地熱調査会(2000)Geothermal Power in Japan(パンフレット),九州電力(1998)八丁原地熱発電所(パンフレット),牧の戸温泉 九重観光ホテル ホームページ


参考:渕野 裕(2000)わが国の地熱の開発及び利用(地熱発電編):1955-1999、地熱37巻3号、295-304,日本地熱調査会(2000)Geothermal Power in Japan(パンフレット),九州電力(1998)八丁原地熱発電所(パンフレット),日本重化学工業地熱事業部(1996)松川・葛根田 地熱発電(パンフレット),牧の戸温泉 九重観光ホテル ホームページ


参考:G. W. Huttrer(訳:花野峰行)(2001) 1995年から2000年にかけての世界の地熱発電の状況、地熱(社団法人日本地熱調査会)38巻1号、27-45(ただし、日本の設備容量は本展示の値による)

パネル作成者:藤光康宏、西島 潤(工学研究院地球資源システム工学部門)

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