九大で学ぶ世界の地熱技術者・研究者

 私たち九州大学大学院工学研究院地球資源システム工学部門は、日本における海外の地熱技術者教育の中心的な役割も担っています。

 九州大学の最初の国際地熱集団研修コースは1970年に設立され、1989年まで行われました。ユネスコおよび日本政府(国際協力事業団:JICA)の資金援助を受け、地熱開発にかかわる教育・研修を行う目的で発展途上国から技術者を受け入れ、毎年秋に3カ月間実施されました。

 1990年から1999年までは、それまでの研修内容に加えて研修員がそれぞれのテーマについて研究を行う上級コースに模様替えし、研修期間も6カ月となりました。

 2000年からは地熱開発に伴う環境問題に関する講義・実習を取り入れた新しいコース、「地熱エネルギーと環境科学」を発足させています。

 1970年から2000年までに、36カ国から合計380名の研修生が研修を修了しました。


パネル作成者:藤光康宏、糸井龍一(工学研究院地球資源システム工学部門)

【戻る】 【目次へ】 【進む】